紀伊國屋書店梅田本店でのこと

書籍データで、少し前に経験したことを書いておきます。
紀伊國屋書店梅田本店といえば日本でもっとも本が売れている書店です。各出版社の営業マンが日参して自社の本のPRに努めています。星湖舎の本も、結構たくさん置いていただいています。ある時、ノンフィクションのコーナーでの新刊の売れ行きが良いので、そのコーナーの担当者にどのくらい売れているのか端末でデータをチェックしていただきました。すると、担当者が目を大きく見張り「あれ?その本は、一冊も入荷されていないことになっています!」との返事。「・・・」私も思わず絶句しました。もう2週間も前から何十冊と入荷され、今現に目の前に追加入荷された本が20冊も平積みされているにもかかわらず・・・。さらに追い打ちをかけるように、「その本はまだ紀伊國屋書店全店で1冊も入荷されてもいなければ、売れてもいないことになっています」とのこと。いやはや、そんなことはあり得ません。新宿本店や全国の紀伊國屋書店からも注文があり、とっくに入荷されているはずです。「すみません、すぐにデータ管理部に報告させていただきます」とその担当者はおっしゃってくださいましたので、事後処理をお願いすることとして、悲しい思いで帰りました。それから、数日して、店内にある書籍検索データに載るようになりましたが、もし、お客さんがデータのみを見て、あるいは他のコーナーの店員さんにお客さんが尋ねて、その店員さんが在庫の確認をデータに頼っていたら、その本は無いとのことで紀伊國屋書店さんで売り損ねたことになっていたはずです。一日200点からの新刊が出版されるこの業界で、やはり同じようにデータ化されずにいる本があると思います。データ化は人間がするものなので、1点や2点くらい忘れるのも仕方がないことかもしれませんが、今回はよく動いている本が忘れられていたので、ちょっと驚いた出来事でした。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック