ラジオの力2

『星と泉』第17号の巻頭特集で紹介している隆祥館書店の二村知子さんと、今日ひさびさにお会いしてきました。
店頭で販売している『星と泉』第17号が品薄になったとの連絡があったので、納品がてらの訪問でした。(もう200冊以上売ってくれています!)

その二村さんの今の一押しは北康利著『最強のふたり―佐治敬三と開高健―』(講談社刊)だそうです。
彼女は惚れ込んだ本を、来店するお客さんにがんがん勧めます。
来店するお客さんも、それを期待して足を運びます。
で、手にしてみて本当に良さそうならお客さんは買っていく、というコミュニケーションによってベストセラーが生み出されていくという従来からある手法を実践されています。
6月24日にその本が発売になって、第1週目の売り上げはなんと東京の八重洲ブックセンターを抑えて全国一位だったそうです。講談社の営業の責任者からお礼の連絡が入って、その事実を知ったそうです。

その二村さんから、今日お聞きしたのは、実は先日(7月15日)関西地区ではとても有名なラジオ番組「おはようパーソナリティ道上洋三です」にゲストとして出演し、今お勧めの本を4冊紹介したそうです。
http://abc1008.com/ohapaso/diary_staff/20150715.html
当然『最強のふたり―佐治敬三と開高健―』は入っています。
すると、それまで十数冊しか売れていなかった大阪の紀伊國屋書店が、100冊近く一気に売り上げを伸ばして、売上一位の座を譲ってしまったそうです。
他店の売り上げに貢献してしまったことに、彼女は正直地団太を踏んだそうです。
でも、聞くとたった3冊だけの差だそうで、それを聞いてから彼女の逆襲が始まり、また巻き返して一位を取り返したようです。

10坪しかない町の本屋さんですが、うわべだけでなく内容をしっかり読み、「これは感動する!多くの人に読んでほしい!」と思った時の彼女の情熱と行動力は計り知れません。
業界の中でもその発言力と影響力は一目置かれているのがよくわかります。
また、日ごろラジオにはもう人を動かす力はなくなったと言われますが、あらためてラジオの力を感じたお話しでした。

最後に、紀伊國屋書店さんからはお礼の電話が入りましたか?と野暮な質問を投げかけてみました。
「さすがに、それはない」とのことでした。



佐治敬三と開高健 最強のふたり
講談社
北 康利

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