『いきている長屋』

大阪梅田北は今もっとも開発が進んでいる地域です。
(本日2013年4月26日は、グランフロント大阪が街開きして大きなニュースになっています)
そんな大阪梅田北の外れに昔ながらの長屋や古民家が残っている地域があります。
「豊崎長屋」。それは主屋と長屋と路地からなる一区画です。
その豊崎長屋の再生の記録を綴った貴重な実践記録集が出来上がりました。

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本書は豊崎長屋の再生をテーマに、歴史、暮らし、デザイン、構造、活用までを視野に入れ、それぞれの分野の専門家が論じています。
読み物としても面白く、豊富な図面やスケッチ、写真類は眺めていても飽きることがありません。

この豊崎長屋の再生は、建築学の分野で様々な賞を受賞しました。
●豊崎長屋関連受賞リスト●
2008年:日本建築学会大会建築デザイン発表会「木造建築の可能性」発表顕彰/第25回住まいのリフォームコンクール(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター理事長賞
2009年:リジェネレーション建築再生展第8回設計アイデアコンテスト・環境賞/第11回関西まちづくり賞/第8回芦原義信賞/第31回INAXデザインコンテスト・銅賞
2010年:第23回大阪市ハウジングデザイン賞・特別賞/住まいの環境デザインアワード2010・グランプリ/2010年日本建築学会教育賞(教育貢献)/ 2010年都市住宅学会・業績賞
2011年:グッドデザイン・サステナブルデザイン賞(経済産業大臣賞)

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現在、豊崎長屋は暮らしの場なので、一般公開はされていません。
しかし、各方面から公開の要望が多く寄せられ、その意味で本書は豊崎長屋の誌上公開の役割を果たすものです。
本書に描かれた、大阪市立大学の生活科学研究科と都市研究プラザの実践によって編み出された、長屋再生の「大阪市大モデル」が、今後各地の建物再生に役立つことを念願しています。

<目次>
序章 直して住むデザイン改修術 / 古いものに新しいものをあてがう                     
1部 豊崎長屋の歴史と暮らし
1章 豊崎長屋再生への道のり―大阪市大モデルの構築
2章 豊崎長屋の誕生と吉田家の貸家経営
3章 持続的長屋居住と生活文化の継承
2部 豊崎長屋のデザインと構造
4章 豊崎長屋の再生と改修のデザイン
5章 木造住宅における耐震改修
6章 教育の現場としての豊崎長屋
3部 豊崎長屋の活用に向けて
7章 民家・長屋を再生した介護拠点の魅力と効果
8章 まちづくりからみた大阪長屋の再生戦略
4部 図面集/豊崎長屋年表/豊崎長屋関連受賞リスト審査講評集


『いきている長屋-大阪市大モデルの構築-』
谷直樹、竹原義二編著
大阪公立大学共同出版会(OMUP)刊
・B5版、本文228頁、カラー
・定価:本体2,500円+税 ISBN978-4-907209-03-2


いきている長屋 大阪市大モデルの構築
大阪公立大学共同出版会
谷 直樹

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