嗚呼!京都丸善

昨日、丸善京都河原町店が今年9月で閉店するニュースが業界に流れました。4月1日だったので、「嘘」かな?と思いましたが、今日も大々的にメディアに取り上げられていましたので、嘘ではないことを知りました。
私がまだ学生だった頃には、京都の大きな本屋さんと言えば、丸善か駸々堂しかありませんでした。それ以外には、京都書院とかオーム社の書店とか、小さな書店が学生の町らしく辻辻にあって…。
その後、ジュンク堂書店、アバンティブックセンター、旭屋書店、紀伊國屋書店といった大きな書店が次々と出来、その間駸々堂が倒産し、その跡地にブックファーストが入り、辻辻の書店が消えていき、と京都の書店マップは激しい変遷を辿ってきました。そして、ついにその変遷の嵐は、老舗京都丸善を飲み込んでしまいました。
京都丸善と言えば、そのカウンターに檸檬をひとつ置いていった梶井基次郎の名作『檸檬』を思い出します。それほど昔から、文人や学者に愛されていた書店でもあり、またその社風が好きで入社した店員の方も現にいらっしゃいます。
私ども関西自費出版の会も、毎年1週間ギャラリーを借りて自費出版フェアを開催していました。今年も6月に予定していますが、ぜひ開催を実現して、丸善さんに今もそして昔もお世話になった感謝の気持ちを伝えたいと思います。
しかし、時代の変遷と言ってしまえばそれまでですが、なにか寂しい気がします。

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